Feature特集

私たちのオリジナル家具Connet(コネット)シリーズが2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。

Connetは天然リノリウム"ブルテンボード"を使ったこれまでにない家具。

「地球の天然素材からできた人と環境にやさしいこのマテリアルをもっと世の中に広めたい。」

そんな思いから生まれたプロダクトです。

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プロダクトの背景

ブルテンボードはオランダのForbo(フォルボ)社が製造する天然リノリウムの一種。亜麻仁油やロジン、石灰石等にコルク紛を加えることで掲示板としても機能する仕上げ材です。抗菌・抗ウイルス等の優れた性能を持ち、製造から廃棄に至るまで環境に配慮されたマテリアルとして認知されています。私たちはこのブルテンボードを世の中に広めていくため、素材の特徴を最大限に活かしたプロダクトを開発することを決意しました。

開発を行うにあたって、以前よりリノリウムに親しみがあり、環境負荷軽減の思想を持つサイドロールファニチャーの小川健太朗氏にデザインを依頼しました。ブルテンボード特有の色味や素材感が持つ役割、現代社会の課題である環境問題。小川氏と一緒にあらゆる角度から素材と向き合い、試行錯誤を重ねてConnetは生まれました。

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「サイドロールファニチャー」オフィシャルサイト

デザインへの思い

Connetは「人、空間、社会をプロダクトで繋ぐ」をコンセプトにデザインを行いました。パーテーションとしての物理的な空間の仕切りだけではなく、天然素材のブルテンボードを使うことで空間のリラックス効果を高めると同時に、現代社会の課題である環境問題とも向き合うプロダクトを目指しました。そのためデザインはとにかくシンプルであり、空間に存在する「人」を中心に考えました。やさしいアースカラーのブルテンボードを採用し、シリーズの特徴である無垢の目地は0.5mm程高さを持たせることでプロダクトに立体感とリズムを生み出しています。無垢の目地はコンセプトでもある「繋がり」を表しており、連結した際に無限に繋がるような形状にしたことで、組み合わせによってユニークな幾何学模様を演出できます。